宝尽くし

Posted on 2月 11th, 2010, by mariaamalia
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?「宝尽くし」は中国思想の八宝から由来している、吉祥文様の代表格です。
八宝とは、法螺貝(ホラガイ)法輪(ホウリン)宝傘(ホウサン)宝瓶(ホウビョウ)白蓋(ビャクガイ)蓮華(レンゲ)金魚(キンギョ)盤長(バンチョウ)が基本ですが、現在では様々なものが加わってアレンジされているようです。
?当店で扱うハンガリーの高級ブランド「ヘレンド」にも「宝尽くし」という陶画があります。
ハンガリーは東西文化が交流する位置にあり、ヘレンドの「シノワズリ(中国趣味)」というシリーズは余りにも有名。この陶画「宝尽くし」は、可愛らしいタッチで描かれていてコケティッシュな雰囲気が楽しく魅力的です。
さてお宝を探してみましょう!
写真上から:ヘレンド「宝尽くし」陶画
そこに描かれているお宝→
写真上から2番目:にょうはち
日本の寺院で使われる鳴り物。銅製の皿状のものを合わせて音を出す、シンバルのようなもの。
写真上から3番目:宝巻き
知恵を授けてくれる書画巻き。
写真上から4番目:隠れ笠
災厄から身を隠す、身を守ってくれるものの意。
写真上から5番目:法螺貝
八宝のひとつで戦の合図に使われた、士気を高めるものの意。
写真上から6番目:分銅
分銅は秤の基準であるので、大切にされたとのこと。
?感じるのは、ありとあらゆるものにおめでたい意味を見出して、幸せや発展を祈るエネルギーの凄さ!
人はいつの時も幸せを強く願うのは、現実が過酷ということでしょうか。