簡単に金継ぎ
Posted on 9月 12th, 2014, by mariaamalia
皆さまご存知の金継ぎとは、
割れたり欠けたりした焼きものを漆で接着し、
繕った部分を金を装飾していく修理方法のことですね。
漆(本漆)は、季節にもよりますが、乾燥に数週間、
金継ぎで修理するには、数ヶ月かかる場合もありますが、
今回わたしがチャレンジした金継ぎは
VERY簡単な金継ぎです。
ビフォーです。材料はこれだけで、小さな机で作業出来ます。
混ぜて接着するABボンドと、金箔の切れ端がメインの材料。
金箔の切れ端は、油絵で使用するもので、画材店で販売しています。
アフターです。
口元を一ヶ所チップしたグラスは、金を4カ所に付けてみました。
ボンドを乾かす時間が約30分。
後は金箔をピンセットでつまんで乗せて、
指でぴたぴたと貼りつけていくだけ。
綿棒や割りばしではみでた箇所を修正して完成です。
正式な金継ぎは金粉を用いていますが、
この簡単金継ぎは金箔を使用するので、
金色が明るくてとても美しい仕上がりなのです。
市販の金継ぎキット等、今はいろいろあるようですね。
手を加えると、更に愛着がわきます。
皆さまの大切な食器、割れても捨てるのは
ちょっと待ってみませんか。