バカラの広告から~

Posted on 3月 15th, 2011, by mariaamalia

2011年3月11日に、まさに天変地異の事態、
東北関東大震災が起こりました。
被災地の状況に言葉もありません。

以前、バカラが新聞の一面に出した広告で
大変印象的で胸を打つものがありましたので
その一文をご紹介致します。

 無色透明なクリスタルには、人の気持ちが映り込みやすいと思います。
 そして割れてしまうという儚さは、人の心によく似ています。
 ぞんざいに扱えば壊れてしまう。
 だから、落とさないよう、そっと包むように触れる。
 物としての価値だけではなく、意思が伝わりやすい、
 数少ない素材だと思うのです。
 
 私たちには、そこに、贈る側の気持ちやそれを受け取る人の気持ちを、
 ずっと変わらず映し続けるという使命があります。
 
 表層を飾るためだけではなく、かつて抱いた気持ちを思い出せるよう、
 いつまでも煌き続ける義務があります。
 
 芸術品である前に、その人にとってかけがえのないものであること。
 それがバカラです。

バカラ代理店の方には申し訳ありませんが、
素晴らしいコピーに感動し、引用させていただきました。

復興の力、日本人の力を信じて、前を向いていきたいものです。
がれきの中にもいつか草花が育って、花を咲かせる日が来ることを、
心から祈っております。