お知らせNews

「和食器で楽しむセイロン紅茶セミナー」イベントレポート(2023.10.5)

9月29日 「和食器で楽しむセイロン紅茶セミナー」を開催致しました。
紅茶と食器の繋がりから、美味しいお茶の入れ方まで盛り沢山のセミナーになりました。
講師には普段から紅茶と向き合っているディルマ紅茶:田中様をお招きし
丁寧に入れていただいた紅茶6種類を味わいながら学ばせていただきました。

まずは、古伊万里のカップでウェルカムドリンク「秋のリンゴのフルーツティー」を
いただきながら、お茶を飲むには欠かせない茶器のお話し・・・・
17世紀、中国からヨーロッパへ紅茶を運ぶ船のバランス(安全性)を保つために
中国茶器も一緒に積まれました。
パーティーでのおもてなしに、シノワズリ柄小さな茶器は大人気。
深めのソーサーの上に乗せられ振る舞われました。
そして熱々の紅茶を冷ますために、ソーサーに移し替え飲む時には大きな音をたてて
すするように飲んだといいます。
そのような歴史の中で、紅茶を美味しく飲むためにカップに取っ手を付けるなど改良され
今の洋食器の定番、カップ&ソーサーの形になったそうです。

茶器のお話しの後は、紅茶を美味しく入れる4つのポイントを教えていただきました♪
①茶器を温めておく
②酸素をたくさん含んだ新鮮な水をしっかりと沸かす
③正しい分量のお湯を冷めないように茶器に注ぎ蓋をしっかりして蒸らす
④まんべんなく抽出するために1分後と最後に軽く混ぜる


つづいて、産地の異なる4種類の紅茶のテイスティングです。
シートの上の載せられたカップの中の紅茶は抽出時間・お湯の量も同じ条件でいれられたもの。
テイスティングのコツは、まず水色や香りを楽しむこと。
爽やかな香りと心地良い渋みをもった繊細な味わいのヌワラエリアから
濃厚で力強い深みとコクをあわせもったルフナまで、順に味わいます。
そうすることで味が混ざらず繊細な紅茶の味わいの違いを楽しめることができます。
同じ紅茶でも育った環境の違いにより異なる味が生まれ、
また人によりその好みに各々の違いがはっきりすることを体験し、
紅茶の奥深さと面白さを知りました。

最後にこれからの季節にぴったりの美味しいミルクティーの作り方を実践型で教えていただきました。
紅茶の入れ方やアレンジの違いで、同じ茶葉でも美味しさに大きく差がでる事を学び
これからの季節、様々なアレンジで楽しいティータイムを過ごそうと思いました。

「純スリランカ産」にこだわり、丁寧に手摘みした茶葉をスリランカで製品化したディルマ紅茶。
皆様に愉しんでいただいた紅茶の収益は、産地スリランカに還元され茶園で働く人々の暮らしや
恵まれない環境におかれた人々の自立支援、持続可能な環境開発に役立てられます。
ぜひ、マリアアマリアでディルマ紅茶をお試しください。